2008年10月28日火曜日

青森縄文の旅レポート


青森縄文の旅レポート
「渡邊満喜子と巡る青森縄文の旅」
2008.10/11.12.13.



渡邊満喜子と巡る青森縄文の旅
に参加してきた。

10月半ばの東北は、紅葉にはまだ早いけれど、天候に恵まれ、爽やかな空気が心地良かった。
まだ手付かずの自然の中に縄文の息吹が残るというこの地方は、バイブレーションが細かく、雄々しい美しさも合わせ持っていた。



日本最古の林檎の木、そして白神山地の美しい池の碧さを、私は特に忘れない。厳しい北の大地に最初に根付いたその林檎の実は、今私の掌に可愛らしく収まっている。自らの手で初めてもいだその果実は、ほんのり甘酸っぱく、どこかしらミルクにも似た優しい香りを放っている。


最初にその林檎を口にした時、内側の白さに驚いた。他のどんな果物にも見られないような、完全な白さ。まるで、生まれたての清らかな雪を、そっと大切に包みこんだかのよう。外皮は薄いけれど強くしっかりしていて、これがなければ内側の純白さは形を留めておくことが出来ないのでは、と思わせるほどだった。樹齢130年の古木が今も結ぶ果実は、あまりにも純粋無垢でみずみずしく、全くもって新鮮なままだった。



バスに戻ると、運転席の脇にまた違う林檎がひとつ置かれていた。その色彩は、深紅そしてさまざまな赤の微妙なニュアンスの線が幾重にも連なり、房の中心から放射状に柔らかな弧を描いて滑り降りていく。そこに、つややかな光が所々を明るく照らしていた。


私はあまりの美しさに息を呑んだ。
どんなに技巧を尽くしても、決してこの真実を描きとることは不可能に思えた。林檎は、燃えるように赤く、力強く、それでいて繊細で、周りとは完全に存在を異にしていた。

その林檎は、まさに“生きて”いた。


戻ったガイドに尋ねると、更に私は驚かざるを得なかった。これは、さっき私が口にしたあの老木の林檎の実を磨いたものだという。最初は同じものとはとても信じることが出来なかった。内側があんなに清らかで白いのに、外側は、打って変わって、こんなにも美しく燃えながら、赤く強くいのちを体現してるなんて......。


今その林檎は、私の目の前にある。
あの晩のセッションで、先生は私に言った。
その林檎は外側から見たあなたの姿だ、と。
私は嬉しかった。そして、泣きたくなった。

(IKEDAMIDORI)





                                 撮影協力:楽遊庵


チケット絶賛発売中です!!
さらに進化したステージをどうぞ、お見逃しなく。


 -渡邊満喜子、ダミアン原田、片岡通人が放つ
                   希望のステージ!ワークショップ!

あなたはその日「Future Body(21世紀身体)」に出会う! 

 声.魂の蘇生 Voice、Sound、Dance!

 出演:渡邊満喜子/ダミアン原田/片岡通人/Overtone Breath Band/
     Voix célestes
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 2008125日(金)18:30開場 19:00開演
 草月ホール
(東京・青山)
 http://www.sogetsu.or.jp/hall/index.html
 〒107-8505 東京都港区赤坂7-2-21

 東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線
 「青山一丁目駅」4番出口より徒歩4分。
 東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」
 A出口よりより徒歩10分。
  


・クリックすると地図が拡大します。



 全席自由-4,000円(前売) -4,500円(当日


 お問い合わせ・チケット入手方法
 下記の渡邊満喜子宛MAIL・FAXか、チケットぴあでのお申込となります。

 MAIL mkk-w428gh@nifty.com
 FAX 0463-61-8130
(渡邊満喜子)
 チケットぴあ 0570-02-9999
  

 http://t.pia.jp/

 Pコード305-5572008/10/11(土)10:00~より一般発売中

 ・全国のチケットぴあカウンター、ファミリーマート、サークルKサンクス
  または、電子チケットぴあにてお求めになれます。



プログラム

1
声とコト.モードの音楽

  作曲・指揮 ダミアン原田隆文



ルネサンス-愛のうた 炎の音 渡邊満喜子 ヴォア・セレスト
コト.モノモードのソロ演奏 ダミアン原田隆文
声とコト.モノモードのDAIALOGO 
渡邊満喜子 ダミアン原田隆文
群声 渡邊満喜子 ヴォア・セレスト ダミアン原田隆文

※コト.モノコードは、日本の琴をヒントを得てヨーロッパで生まれた美しいゆたかな倍音が響く弦楽器で、最初は音楽療法に使われました。改良を重ねて現在ではコンサートでも活躍の機会がふえています。

声と群舞 RESONANCE -共鳴する身体Part.2-
振付・指導 片岡通人
出演:片岡通人 渡邊満喜子 Overtone Breath Band

※2008年8月のステージ「RESONANCE-共鳴する身体 PART.1-」は、大きな感動を客席と分かち合いました。今回はさらなる響きの海に向かいます。


2
声、音、動きのワークショップ

  発声指導 渡邊満喜子
  動きの指導 片岡通人
  即興演奏 ダミアン原田


客席の皆さんも心地よい倍音発声で、そこから発展する身体の動きや即興演奏との共鳴を楽しみます。ホール全体が「21世紀的身体」を開く楽しい空間になります。

  


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