2008年9月15日月曜日

12/5のコンサートへ向けて始動

12/5、待望の東京・青山草月ホール公演決定しました。それを受けて、8月公演の成功の熱気も冷めやらない中、更によいコンサートになるようメンバー一同実り多いレッスンが連日続いています。


そんな中、次回公演がデビューとなるヴォアセレスト・チームより早速嬉しい報告が届きました。

現場のリアルな空気。メンバーが一丸となって公演が創り上げられて行く様子など、生の声を続々とお届けできそうです。

12/5まで、どうぞ楽しんでいただけたらと思います。






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ヴォア・セレスト コンサートレッスン日誌

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本日の練習は、ヴォア・セレストとしての初練習です。
12月講演で作曲、演出、演奏とお願いする、ダミアン原田先生との初顔
合わせでしたが、最初の練習とは思えないようなリラックスしたかんじで
とても内容が充実していました!

まず最初にまきこ先生の倍音発声の調整があり、ヴォア・セレストという
グループ全体の、本来の身体の声を引き出していただきます。
(これは、先生のいらっしゃる練習では必ず最初にしあります)

今日私が個人的に感じたのは、「もう、今ここしかない、そして今につい
ては私たちは常に無知で、無垢
」なんだな、ということです。

驚いたのは、原田先生は私たちの自由な発声をきいて、また骨格など身体
的に見て、一人一人が、どういう高さや質の声が出せるかすっかり理解さ
れていました。

今日は楽譜は使わず、小さなメロディを主題にしたり、音の高低や強弱だ
けを使って、面白い小曲をつくって見せてくださいました。特に他メンバー
の声に合わせるように意識していなかったですが、原田先生が私たちの声
をオーケストラのようにまとめて、曲にしていくようすはびっくりです。

全くの即興、「今、生まれた曲」です。無理がなく、なにか自然のなかで
吹き抜ける風になったのような心地でした。

そしてこれは、まきこ先生の声の調整でメンバーの声がまとまっているか
らこそなのです。

ヴォア・セレスト全体の倍音の響きを活かした即興の曲、これからどんど
ん体験していけると思います。これからが楽しみです。


第1回担当:ケロ@高橋恵子



出席メンバーの声

・気持ち良く歌えた。もっと歌っていたい。
・すごく楽しかった。
・よく声が出せた。
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満喜子先生から一言

今日はとても充実して、楽しいレッスンでした。
原田先生は、フランスで楽器演奏を中心に即興も
教えて来られたそうです。

あるレベルの表現技術をとてもシンプルな方法で
教える実力に感動しました。




■プロフィール

ダミアン 原田隆文 Takafumi Harada

1947年生まれ。国立音大付属校打楽器科からヨーロッパへ留学、コンセルヴァトワールでチェンバロ、パイプオル ガンを学ぶ。サンタ.チェチリア音楽院、ローマ教皇庁立ウルバノ大学布教神学科、国際カルメル会.テレジア大学霊性神学科を卒業。

長くエルサレム修道会の修道士として、ヴェズ レー、サント.マドレーヌ大聖堂(世界遺産)のオルガニスト、チェンバリストを勤める。フランスシター即興演奏コンクールで優勝を重ねたほか、後進の指導にもあたる。国内、欧州でのCD制作とコンサート活動を続ける。